COLUMN
明けましておめでとうございます。
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2025年1月17日
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新年あけましておめでとうございます。
弊社の公式ブログをご覧いただき、誠にありがとうございます。
今年も皆様と共にさらなる成長を遂げることを楽しみにしております。
どうぞ本年も変わらぬご愛顧のほど、よろしくお願い申し上げます。
さて、一般社団法人 日本流行色協会(JAFCA)より今年のメッセージカラーが公表されました。
今年は、”ホライズングリーン”(モデレート・ブルーイッシュ・グリーン)です。
この色は自然災害や紛争など先の見通せない状況が続いている現代に、
広い視野と落ち着いた中にも確かな希望を持たせてくれる空の青と
海のエメラルドグリーンが溶け合う水平線の色を表しており、どこまでもつ上がる水平線を見つめるように、広い視野で先を見通す、落ち着いた中にも希望を感じさせるという意味が込められております。
今回のコラムからシリーズ化第一弾として印刷についてお話したいと思います。
服部株式会社では布(生地)に印刷しております。
専門的な言葉で、布を印刷又は染めることを 染色 といいます。
染色には、浸染(無地染め)、捺染(柄染め)と大きく分けると2つあり
服部株式会社では上記2つのうち、捺染を行っております。
今回は、捺染についてお話致します。
「捺染」とは
「捺染」とは、色糊(溶かした染料と糊をまぜたもの インク)を使用し布に模様をプリントしていく技法です。その後、蒸して色を定着させ、最後は洗いをして色糊と染料の汚物を落とします。
日本だけでなく、世界各地でも服地を中心に使用される伝統的な染色方法です。
「捺染の歴史」
捺染の歴史は、紀元前2000年ごろまでさかのぼると言われています。ヨーロッパでは17世紀の大航海時代に、インドから更紗(さらさ:木綿に手書きや型を使用し柄をつけたもの)が持ち込まれて以来、捺染の技術が発達しました。
フランスのリヨンやイタリアのコモのプリント染色は世界的に有名です。
日本では、江戸時代に京都で手書き友禅が始まり、その後捺染技法を使用した型紙友禅に発展しました。
また横浜では、江戸時代後期に、外国の木版技術を取り入れて発展していきました。
「捺染」の種類
「捺染」の種類には
・手捺染
・機械捺染
の2つがあります。
さてさて、これ以上続けてしまうと非常に長くなりますので、ここで一旦の区切りとさせていただきます。上記のお話は、また次回の更新をお待ちください。
皆様が、少しでも 捺染(印刷)に興味を持っていただければ幸いです。
重ねて、本年も宜しくお願い致します。